県民共済住宅
の家づくり
コラム

県民共済住宅の家づくりコラム

2021.11.11

令和時代の収納とは?

収納と言えば何を思い浮かべるでしょうか?

・クローゼット
・押し入れ
・戸棚
・タンス
・納戸

トラディショナルな日本の住宅ではこれらの収納が多く使われてきました。

少し前の日本では、狭い家を最大限に生かすため、寝るときは押し入れから布団を出し、朝起きたらしまう。そんな生活習慣が一般的でした。そんな少し窮屈な暮らしも、清貧という考え方のもと、尊い生き方としてきたのが日本の文化でした。
そんな日本の心は、戦後の大量消費時代を経てモノがあふれかえる今日において、ミニマリズムに象徴される最小限主義の豊かさへと進化したのかもしれません。
今回は、そんな時代とともに収納がどう変化してきたのか、そして令和の収納はどうなったのかを少しお話してみようと思います。

私が育った、昭和・平成の時代、家の収納は次々に進化していきました。
昭和の時代、収納といえば、押し入れに納戸、和室には嫁入り道具の一つだった桐の箪笥が並び、部屋には洋服ダンスというのが一般的でした。

その後、時は流れ生活習慣は変わりました。

布団はベッドになり、押し入れには布団のかわりに洋服やバッグや生活用品などが詰め込まれるようになりました。
和服はほとんど着ることがなくなり、ファッションの流行やファストファッションの煽りを受けて洋服ダンスは服で溢れかえりました。
大家族から核家族化が進み、さらには家族主義から個人主義へという時代の流れにあって、部屋も収納もひとりひとりが持つことが多くになっていきました。

私の学生時代、自由な一人暮らしが出来ると憧れた部屋はロフト付きのワンルーム。
収納はクローゼットで、地震に弱いタンスは部屋から姿を消しました。
その頃、憧れの注文住宅の装備といえばウォークインクローゼット。
共有の納戸とは違う、クローゼットの数倍の収納力を持つ個室に据え付けられた洋服部屋です。
さらには、地震の対策として、安全のためタンスや収納家具は数を減らし、ウォークインクローゼットや造り付けの収納がスタンダードとなっていきました。

そんな、収納の移り変わりに最近また大きな変化が訪れています。

それが、「リビング周り収納」です。

・シューズインクローゼット
・リビング収納
・ファミリークローゼット
・パントリー

決まった用語は見当たらなかったのですが、今回、主にリビング周辺などで使う家族共有の収納スペースを「リビング周り収納」とまとめてみました。

これらの収納は、弊社のお客様でも最近多く採用されています。

家族みんなの靴や、ベビーカー、工具やガーデニング用品などを収納できるシューズインクローゼットや土間収納

散らかりがちなリビングのモノを一挙にしまうことが出来るリビング収納

洗面室や廊下からアクセスできる家族みんなのファミリークローゼット

冷蔵庫に入れない食品や調理家電などを格納できるパントリー

どれもとても便利です。

ここで、こういった家族みんなで使う「リビング周り収納」のメリットを少しご紹介しましょう。

「リビング周り収納」のメリット】

・パントリーを設置することで食品のストックや整理整頓がしやすくなる。
・たまにしか使わないキッチン家電をパントリーに収納できる。
・ファミリークローゼットを設置することで洗濯物を収納する動線がシンプルになり時短につながる。
・リビング収納では、おもちゃや趣味の道具など、使う場所の近くに収納できる。
・お子さまに目が届くところで片付けや家事が出来る。
・お子さまの片づけや身支度がリビングで完結できる。
・家族構成が変化しても収納スペースがフレキシブルに使えるので無駄になりにくい。

このように、「リビング周り収納」を作ることで、今までの収納では難しかったメリットを得ることが出来るかもしれません。

しかし、収納が多すぎてリビングなどの居住スペースを圧迫してしまったり、収納を使う際の使い方や動線を考えていないとデッドスペースになってしまったりしますので、ちょうど良い大きさがどのくらいなのか?設置する場所はココで良いのか?など、よく見極めて間取り作りをすると良いのではないでしょうか。

もちろん、共有の収納だけでなく、個別の収納も必要ですから、そのあたりのバランスも大切にしたいですね。

このように、家族みんなで使う収納がたくさん採用される時代、コロナ禍の「おうち時間」を経て、もしかすると日本は今までの個人主義の流れから、家族を大切にする時代に少しずつ変化してきているのかもしれませんね。

さて、県民共済住宅は自由設計の注文住宅ですから、お客様のご要望に合わせて、このような最新の収納プランも実現が可能です。

間取りのご相談については、住宅建築の「お申込み」後、担当の設計士がお客様とご相談しながら、一軒一軒オーダーメイドの間取りを作ってまいります。

「お申込み」後のプランニングリサーチにて、「こんな収納が欲しい!」などご要望をお伝えいただくとスムーズです。

お好みの間取りの家を手の届く価格で手に入れてみませんか?

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埼玉で家を建てるなら、県民共済住宅。