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県民共済住宅の家づくりコラム

2022.07.14

いまさら聞けない?「住宅ローン:団体信用生命保険ってなに?」編

住宅ローンについて、実は意外と知らないことが多いものです。

このコラムでは、お客様から実際にいただいたご質問をベースに、「住宅ローン」についての豆知識を「いまさら聞けない?」シリーズとしてお話していこうと思います。

タイトルでは「いまさら聞けない」と言っていますが、もちろん、弊社で家づくりを検討中~建築中のお客様でしたら、担当設計やローン担当に、なんでもお気軽にお尋ねくださいね。

前回、

いまさら聞けない?「そもそも住宅ローンってなに?」編

と題して、住宅ローンってなんなのか?金融機関を選ぶポイントについてお話しましたが、第2回となる今回は、「団体信用生命保険」についてお話していこうと思います。

この、「団体信用生命保険」。住宅ローンを一度組んだことのある方は良く知っていると思いますが、住宅ローンを初めて利用される方の場合、全く聞いたことがない方も多いのではないでしょうか?

住宅ローンなのに、保険?

金利以外にお金がかかるの???

といった疑問を持たれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この保険、一言でいえば、

「住宅ローンを借りた方に万が一のことにあった場合、借りていた住宅ローンを一括返済するための保険」

です。

住宅ローンを借りている途中で万が一のこと(お亡くなりになったり高度障害になること)が起きてしまったとき、この保険がなければ、住宅ローンは残されたご家族の方が返済を続けるか、家を売るなどして返済する必要があります。

そうならないため、ほとんどの住宅ローンでは、この「団体信用生命保険」への加入が必須条件になっています。

ちなみに、金融機関としても、もしもの時に返済が滞らないようにしておく必要があるわけですね。

なお、通常、特約なしの「団体信用生命保険」では、保険料がローンの金利に含まれているため追加費用や追加金利は必要ありません。

この「団体信用生命保険」、生命保険というだけあって健康状態の審査があります。

なにか持病をお持ちだったり、病院に通われていたり、場合によっては健康診断で再検査になってしまったなど、正確に告知をしていただき、保険会社の審査を受けます。

もちろん、何か告知があったら全く「団体信用生命保険」に入れないということではありませんが、告知内容によっては「団体信用生命保険」への加入が出来ないことも。

そうすると、希望されていた「住宅ローン」を組むことも出来なくなってしまうわけです。

ですから、もし健康状態にご不安がある場合は、早めに「住宅ローン」の事前審査(特に団体信用生命保険の審査)をされることをおススメします。

提携ローンご希望のお客様には、弊社の住宅建築お申込みの際「提携ローンチェックシート」のご記入をお願いしています。その中で、ご健康についての記入事項があるのはこのためです。

(提携ローン以外のローンをご利用予定で、ローンの事前審査時に「団体信用生命保険」の審査を省略していた場合、いざローンを借りようと思って本審査を受けたら「団体信用生命保険」が否決となり建築が止まってしまった・・・ということがないように・・・。)

もちろん、「団体信用生命保険」の審査が否決であったとしても、金融機関によっては加入条件が緩和された「ワイド団信※」の取り扱いがある場合もございますし、フラット35をご選択されれば、「団体信用生命保険」なしでも住宅ローンをご利用いただけます。

※「ワイド団信」は追加で費用または金利が掛かります。

さて、話は変わってこの「団体信用生命保険」、金融機関ごとに「特約」というものがあります。

例えば・・・

・ガン特約(所定のガンと診断された場合にローンの支払を一部または全部保険で賄う)

・三大疾病特約(ガン・心筋梗塞・脳卒中と診断されて、”所定の状態”に該当した場合・・・)

・〇大疾病特約(三大疾病の他にも所定の病気と診断されて”所定の状態”に該当した場合・・・)

・特定状態特約(所定の病気の他、所定の要介護状態となった場合など・・・)

このように金融機関では、様々な特約を取り扱っています。

一部のローンでは、こういった特約を無料で付けられる場合もありますが、多くは金利の上乗せ(0.1~0.3%程度)が必要になります。

他にも、加入が出来るご年齢が決まっていたりしますので、詳しくは各金融機関の条件をしっかりとお読みいただくか、各金融機関窓口までお尋ねいただくと良いでしょう。

「自分は特約に入ったほうが良いか?」

や、

「とりあえず一番良いのに入っておけばいいですよね?」

これらもよくお伺いするご質問です。

特約のご加入については、

・ご自身のご年齢や健康状態

・ご家族構成

・生命共済や生命保険のご加入状況と特約の費用対効果

・どんなリスクに対して保険をかけておきたいか

このような要素を見極めて利用するかどうかをお決めいただくと良いと思います。

また、「団体信用生命保険」は、生命共済や生命保険とは違い、「ローン残高とともに団体信用生命保険の保険金額も減ります」ので、ローン控除が終わったら繰上返済をするご予定の場合などでもご注意が必要ですね。

第2回、団体信用生命保険についてでした。いかがでしたでしょうか?

住宅ローンを組んで家を建てると生命保険もついてくるわけですが、お客様それぞれのニーズに応じて便利にご利用いただくと良いのではないでしょうか。

また、住宅ローンの「団体信用生命保険」に加えて、埼玉県民共済の共済商品「新型県民共済」「生命共済プラス」などをご加入いただければ、お得な掛金で、もしもの時には手厚い保障を受けられます。

住宅ローンを利用する際、もしもの時の保障について、一緒に見直ししてみても良いのではないでしょうか。

次回、いまさら聞けない?「住宅ローン:変動金利」編

お楽しみに。

埼玉で家を建てるなら、県民共済住宅。